2020年12月15日更新
イスラム教徒難民の移送開始
ミャンマー国軍の掃討作戦により、隣国バングラデシュへ逃れたミャンマーのイスラム教徒は100万人近くにのぼる。
帰還問題が長期化する中、難民キャンプの収容も限界に近づき、バングラデシュ政府は難民1600人をベンガル湾沖の島、バシャン・チョールへ移送した。最終的には10万人を移送する予定だ。
今回の移送は、強制的なものであったとの見方があり、アメリカと国連は「移送は、難民の自発的な意思のもとに行われるべき」と懸念を表明した。
バングラデシュのAKアブドゥル・モメン外相は、こうした批判を「真っ赤な嘘」と非難したほか、同島の設備は難民キャンプより整備されていると主張した。
アメリカは、バシャン・チョールがサイクロンの通り道で水害の危険性が高いと指摘し、同島が生活の場として安全か徹底的な調査をするようバングラデシュ政府に求めた。
アメリカはバングラデシュの難民対策に、2017年より9億6200万ドル(約1000億円)の資金援助をしている。
(2020年12月11日付けMizzima記事より要約)
ミャンマー国鉄、三菱商事に新型車両発注
三菱商事は12月8日、ミャンマー国鉄から鉄道の新型車両を受注したと発表した。
具体的には、ヤンゴン環状線向け新型車両66両と、ヤンゴン−マンダレー幹線鉄道向け新型車両180両の二つのプロジェクトで、総額は約690億円にのぼる。日本とミャンマーの両政府の間で締結された円借款契約が活用される。
※ヤンゴン・マンダレー鉄道整備事業:ヤンゴン・マンダレー間の既存路線の老朽化した設備を改修・近代化する円借款事業
(2020年12月9日付けMizzima記事より要約)
2020年12月8日更新
国際旅客便の着陸禁止措置再延長(12月31日まで)
11月末までの期限としていた国際旅客便の着陸禁止措置について、12月31日まで延長されることとなった。
(2020年12月1日付けMizzima記事および在ミャンマー日本大使館より要約)
コロナ:店内飲食再開へ
新型コロナウイルス対策国家中央委員会(Central Committee on Prevention, Control and Treatment for COVID-19)は、12月4日より保健当局の基準を満たしたレストランやカフェでの店内飲食を認める通達を発出した。
これまでミャンマーでは、コロナ感染防止対策として店内飲食は禁じられ、テイクアウト営業のみだった。
現時点で店内飲食の再開を許可された店舗はミャンマー全土で8017件だが、保健当局の設けた基準を満たせば再開できる店舗は増えていく見通しだ。
(2020年12月4日付けMizzima記事より要約)
2020年12月3日更新
ミャンマー総選挙結果
ミャンマーの選挙管理委員会は11月14日、
議会上院と下院を合わせ、与党NLD(国民民主連盟)
<上院>
NLD(国民民主連盟)138議席
USDP(連邦団結発展党)7議席
ANP(アラカン国民党)4議席
MUP(モン統一党)3議席
KSDP(カヤー州民主党)3議席
他
<下院>
NLD(国民民主連盟)258議席
USDP(連邦団結発展党)26議席
SNLD(シャン民族民主連盟)13議席
ANP(アラカン国民党)4議席
TNP(タアン民族党)3議席
他
選挙管理委員会HP(外部リンク:ミャンマー語のみ)
(2020年12月2日時点のミャンマー選挙管理委員会発表<W
総選挙:投票中止地域で再選挙を要求
11月8日に実施されたミャンマーの総選挙だが、
選挙委員会は11月11日、
大統領府によると、
ラカイン州では総選挙以来、
(2020年11月25日付けRadio Free Asia記事および26日付けMizzima記事より要約)
国軍と反政府武装組織、補欠選挙実施で意見一致
ラカイン州では総選挙以来、国軍と反政府武装組織「アラカン軍(
こうした状況を受け、避難していた住民が地元へ戻りつつある。
避難民支援活動家のゾーゾートゥン氏によると、
AAは11月12日、国軍に対し、
国軍側も補欠選挙の実施に協力する旨を発表し、AAの声明を歓迎
(2020年11月24日付けMizzima記事より要約)