先日、ミャンマー人材の受け入れについて話し合う機会があり、私たちは長野県のとある製造業の会社を訪れました。業務において求められるスキルだけでなく、地域社会における外国人労働者の暮らしや、これまで受け入れた外国人労働者とのエピソードについて深くお話を伺うことができました。
訪問先の企業様は長野県で鉄鋼・非鉄金属の加工販売業務に携わっています。ミャンマーを含む様々な国からの労働者がこの地域で働いており、特に地元の製造業において、外国人は重要な労働力となっています。しかしその反面で外国人労働者の離職率が高いことなどによる労働力不足が大きな課題となっている現状もあります。
さらに今回の訪問で、製造業の現場で求められる人材についても具体的な話を伺いました。技術や注意力はもちろんのこと、勤勉さや協調性が非常に重視されるとのことでした。
また、外国人労働者が長期的に定着するためには、仕事面以外のサポートも欠かせません。こちらの企業様は住居の提供や親睦会の開催をされている点が印象的でした。こうした要素が職場での円滑な業務遂行に繋がるとのことでした。
このように、雇用の成功に大きく影響するのは、外国人労働者が地域社会や職場でどのように溶け込むかということです。外国人雇用において文化の違いや言語の障壁は確かに存在します。しかし、企業が根気よくサポートを行い、外国人労働者とのコミュニケーションを密にすることで、これらの課題は乗り越えられると感じました。信頼関係を築いたのちであれば、だめなことはだめだと伝えても素直に聞き入れてくれる可能性が高いということです。
今回の訪問を通して、企業と雇用者が互いに理解し合い、信頼関係を築くことが大切だと改めて感じました。ミャンマー人労働者が日本人とうまく共生し、この地に定着して活躍できるように、今後も私たちはサポート体制の構築に貢献していきたいと強く思っております。