外国人採用を行う際に履歴書でよく目にする「日本語能力検定」「日本語試験」。
これは日本語が母国語ではない外国人の方がどれだけ日本語への理解があるかを判定するための試験です。
今回はJFT-Basic 国際交流基金日本語基礎テストについてご紹介します。
JFT-Basic 国際交流基金日本語基礎テストとは?
JFT-Basic 国際交流基金日本語基礎テストは、2019年に国際交流基金が作った試験です。
2021年3月より日本でも実施されるようになりました。
受験方法 日本・海外
2021年12月のレポートから、日本含む7か国12都市で試験は行われています。
日本の場合は47都道府県どこからでも受験可能です。
受験回数 年に6回(実施場所による)
合格率 国や合格レベルによって異なります
認定方法 A1~C2までのレベル分け
試験内容 文字・語彙・会話と表現・聴解・読解
JLPTとJFT-Basicの問題を比べるとA2とN4は同レベルです。
JFT-Basicはより日本人同士の会話に近い会話力を試される傾向にあります。
JLPTは読み書きが得意な人は得点を取りやすいと言えるでしょう。
JFT-Basic 国際交流基金日本語基礎テストと日本語能力試験JLPTとの違い
JFT-Basic 国際交流基金日本語基礎テストのよくある質問の問9にその答えが書いてありました。
要約すると以下のような内容になります。
・JLPTは5種類の試験があるのに対し、JFT-Basicは1種類
・JLPTはマークシートに対し、JFT-Basicはパソコンを使用した選択問題
・JLPTは世界80か国での開催、JFT-Basicは国によって開催時期が異なる
・JLPTは2か月後に合否判定、JFT-Basicはその場で合否がわかり5営業日以内に判定結果が郵送される
特定技能1号の申請に使えるのはA2レベル以上
JFT-Basic 国際交流基金日本語基礎テストのレベルは全部で6段階に分かれます。
特定技能1号の申請に使用できるのはA2レベル以上です。
※JLPTの場合はN4レベル以上
A1、A2・・・基礎段階の言語使用者
B1、B2・・・自立した言語使用者
C1、C2・・・熟練した言語使用者
JFT-Basic 国際交流基金日本語基礎テストは申込に注意が必要!
JFT-Basic 国際交流基金日本語基礎テストの申し込み方法はJLPTに比べ多少複雑です。
というのも、JFT-Basicの受験料の支払方法がPayPay、もしくはクレジットカード払いの2択しかないのです。
日本国内でJFT-Basic を受験する場合、現金払いをすることができません。
受験者が日本での銀行口座、クレジットカードを持っていない場合は受験することが難しくなるでしょうう。
そういった場合は会社名義で受験するなど別の申し込み方法を検討する必要があります。
参考URL:個人受験予約の流れ